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9か月準備→研修→納車→イベントへ。千葉県「のどかふぇ」さんの開業ストーリー

現場研修でののどかふぇさん親子の笑顔
目次

はじめに: “親子だからこそ”続けられるキッチンカーという働き方

千葉県でクレープのキッチンカーを開業されたフランチャイズオーナー「のどかふぇ」さん。2025年5月に納車を迎え、オープンからちょうど6か月が経ちました。
運営の中心を担うのは娘さん。そこに、お父さんがしっかり寄り添い、親子二人三脚でスタートを切ったのが「のどかふぇ」さんの大きな魅力です。

20〜50代の女性の中には、

  • 家族の時間も大事にしたい
  • 自分のペースで働きたい
  • “好き”を仕事にしながら、将来の不安も減らしたい
    そんな気持ちを抱えつつ、「何から始めればいいの?」と迷う方も多いはず。

今回の記事では、「のどかふぇ」さんがどんな準備をして、どんな研修を受け、どんな場所へ出店しながら半年を積み重ねてきたのかを、ひとつのストーリーとしてまとめます。
これから開業を考える方が、具体的にイメージできる“読み物”として参考になれば嬉しいです。

👨‍👩‍👧 「のどかふぇ」さんプロフィール:娘さんが主役、お父さんが伴走者

「のどかふぇ」さんは、娘さんがメインで運営し、お父さんがサポート役として動く親子スタイル。
キッチンカーは一人でも始められますが、家族の協力があると、繁忙期のオペレーション仕込み・搬入、そしてイベント現場での安心感がぐっと増します。

とくに開業初期は、覚えること・決めることの連続。
その時期に「相談できる相手が近くにいる」ことは、想像以上に心強いものです。

🕰 研修前から勝負は始まっていた:9か月の準備が“自信”を作る

「のどかふぇ」さんが印象的だったのは、研修のかなり前から準備を重ねていたこと。
開業に向けて、なんと9か月前からクレープ店でアルバイトを始め、現場感覚を体に入れていきました。

この“先に現場を知る”という選択は、忙しい毎日の中では簡単ではありません。
けれど、その積み重ねが、研修初日からの動きの良さにつながりました。

また、アルバイト先は電気式の焼き器。一方キッチンカーではガス式が基本。
同じクレープでも、熱の入り方・火加減・焼き上がりのタイミングが変わり、ここが最初の壁になります。
この差を研修で丁寧に埋めたことで、「のどかふぇ」さんは短時間で“キッチンカー仕様”へ切り替わっていきました。

🔥 【1日目研修】生地焼き・盛り付けの基礎を“ガス火”で固める

千葉県のフランチャイズオーナーのクレープ研修1日目

「のどかふぇ」さんの研修1日目は、クレープ作りの土台となる生地焼きと、商品価値を左右する盛り付けの基礎からスタートしました。

すでに娘さんは、開業に向けて約9か月間クレープ店でアルバイトを経験しており、基本的な動きはしっかり身についている状態。一方で、アルバイト先では電気式のクレープ焼き器を使用していたため、キッチンカーで使うガス式焼き器への切り替えが、この1日目研修の大きなテーマとなりました。

ガス火は立ち上がりが早く、火力調整の幅も広い分、
・焼き色がつくスピード
・生地の水分の飛び方
・ひっくり返すタイミング
が大きく変わります。

「同じクレープでも、別物を焼いている感覚」
この違いを感覚として体に落とし込むことを目的に、1日目はとにかく手を動かしながら研修を進めていきました。

👨 お父さんは生地焼きを徹底反復。初日から“量”で感覚を掴む

お父さんは、クレープ作り自体がほぼ初挑戦。
そのため1日目は、生地焼きに集中した反復練習を行いました。

研修では、
・鉄板温度の見極め方
・生地を流す量と円の広げ方
・焼き色を見て返すタイミング
・焼きムラを出さないための火加減調整

といった基礎を一つひとつ確認しながら進行。
特に印象的だったのは、焼きの枚数です。
この日はなんと80枚以上の生地を焼き上げ、手の動きとタイミングを身体で覚えていきました。

「イメージトレーニングはしてきました!」
という言葉どおり、回数を重ねるごとに焼き色は安定し、終盤にはムラの少ないきれいな生地に。
初日とは思えない仕上がりで、“現場で通用する生地焼き”として十分合格レベルに到達していました。

👩 娘さんはクレームブリュレクレープへステップアップ

クレープ研修でクレームブリュレを作ってます

一方、娘さんは基本の生地焼き・盛り付けが安定していたため、研修の途中からクレームブリュレクレープの実践へ。

クレームブリュレクレープは、
・クリームの量
・砂糖のかけ方
・バーナーの距離と動かし方
によって、仕上がりの印象が大きく変わるメニューです。

研修では、
・表面だけをパリッと仕上げる炙り方
・焦がしすぎず、香ばしさを引き出す火入れ
・提供時に「ブリュレ感」が伝わる見た目
を重点的にチェック。

結果、娘さんのブリュレは初回から完成度が高く
表面のカラメルもムラなく美しく仕上がり、
**「この仕上がりなら自信を持って出せます」**と、研修担当からも太鼓判。

パリッとした食感と香ばしさがしっかり再現されており、
この段階でクレームブリュレクレープは合格メニューとなりました。
開業後すぐに“看板メニュー候補”を持てたことは、大きな強みです。

🔗 1日目研修の詳しい様子はこちら

この日の研修の様子は、写真付きで詳しく別記事でもご紹介しています。
生地焼きの雰囲気や、実際の研修空気感を知りたい方は、ぜひあわせてご覧ください。

👉 【開業研修レポート】千葉県で親子でクレープキッチンカーを開業へ!初日の研修を実施しました♪

🧁 【2日目研修】おかず・ホット・サイドメニューで“出店の幅”を広げる

千葉県のフランチャイズオーナーのどかふぇさんのクレープ研修

研修2日目は、1日目で固めた生地焼きと盛り付けの基礎を土台に、
キッチンカーとしての「出店対応力」を高めていくステップへと進みました。

この日のテーマは、
「イベントや現場に合わせて、柔軟に売れるメニューを回せるようになること」

クレープのキッチンカーは、
甘いスイーツだけでなく、
・ランチ帯
・ファミリーイベント
・企業イベント
など、出店シーンによって求められるメニューが変わります。

2日目研修では、そうした現場を想定しながら、
おかずクレープ・ホットクレープ・サイドメニューまで含めた実践トレーニングを行いました。

🔥 生地焼きは“スピードと安定感”を意識した50枚トレーニング

2日目の最初は、生地焼きからスタート。
この日は約50枚を目標に、
「どれだけ早く焼けるか」ではなく、
**「同じ品質で、同じ焼き色を保てるか」**を意識して練習を行いました。

イベント出店では、
ピーク時に注文が重なっても、
焼き色や食感がブレないことが非常に重要です。

1日目でガス火の扱いに慣れていたこともあり、
2日目の生地は全体的に安定感があり、
研修担当も安心して見守れる仕上がりでした。

🥪 おかずクレープは“パリッと感”が完成形に近いレベル

のどかふぇさんのクレープ研修でホットクレープを作ってます

この日の研修で、特に完成度が高かったのがおかずクレープ

ハム・ツナ・チーズ・レタスなどを包むおかずクレープは、
甘いクレープとは違い、
**「生地の焼き加減」**がそのまま美味しさに直結します。

・焼きすぎると硬くなる
・焼きが甘いとベタつく

そのバランスが難しいメニューですが、
「のどかふぇ」さんの生地は、
表面はパリッと、中は程よくしなやかという理想的な状態。

包んだときの形もきれいで、
食べたときに具材と生地が一体になる完成度でした。
この仕上がりは、すでに現場で十分通用するレベルで、
ランチ帯や男性のお客様にも自信を持って提供できる品質です。

🌭 ワッフル・ホットドッグ・かき氷で出店の幅を広げる

2日目研修の後半では、
サイドメニューの取り扱いも実施。

  • 外はカリッ、中はふわっとしたワッフル
  • イベントで人気のホットドッグ
  • 夏場に欠かせないかき氷

これらを扱えるようになることで、
クレープだけでは拾いきれない客層にも対応でき、
出店できるイベントの幅が一気に広がります。

特にファミリーイベントや企業イベントでは、
「クレープが苦手な人にも選択肢がある」
という安心感が、全体の満足度につながります。

🔗 2日目研修の詳しい様子はこちら

写真付きで、研修の雰囲気やメニューの仕上がりを詳しく紹介しています。
2日目研修をより具体的に知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

👉 【研修レポート・2日目】千葉県「のどかふぇ」さん、親子でキッチンカー開業に向けてステップアップ!

🚚 【3日目現場研修】信太山駐屯地で“本番力”を身につける

千葉県のオーナーの現場研修

研修3日目はいよいよ、実際のお客様を前にした現場研修
これまで2日間で積み重ねてきた技術を、本番の空気の中で試す日です。

舞台となったのは、大阪府和泉市の陸上自衛隊 信太山駐屯地
隊員の方々が日々勤務されている施設内で、リアルな販売を体験していただきました。

準備・仕込み・オペレーション確認を一つひとつ丁寧に進め、
キッチンカーは無事オープン。
この時点で、すでに「研修」というより実際の営業そのものの雰囲気が漂っていました。

🍓 ランチタイムには行列も…それでも“すべて対応できた”実践力

陸上自衛隊駐屯地

販売時間は、隊員の皆さまのランチ後のデザートタイム
食後に甘いものを楽しみにされていた方々が次々と来店され、
開始から間もなく、キッチンカーの前には行列ができるほどの盛況となりました。

注文が重なる中でも、
・オーダーの聞き取り
・生地焼き
・盛り付け
・提供の声がけ

それぞれを落ち着いて分担しながら対応。
一時的に列が伸びる場面もありましたが、
途中で止まることなく、すべてのお客様に対応しきることができました。

「思っていたよりスムーズに回せた」
そう感じられたのは、1日目・2日目で積み重ねた基礎が、
この現場でしっかり機能していた証拠です。

行列を前にしても慌てず、
“今やるべきこと”を一つずつ積み重ねていく姿が、とても印象的でした。

💡 現場研修でしか学べない“空気・判断・余裕”

3日目の現場研修で得られる最大の学びは、
**技術そのものよりも「空気の中での判断力」**です。

・注文が重なったとき、どこを優先するか
・待っているお客様への声がけのタイミング
・提供までの時間をどう体感してもらうか

これらは、練習では決して身につきません。
実際にお客様を前にし、
「次に何が起こるか」を考えながら動くことで初めて見えてきます。

研修の後半には、
「ここはもう少しこうした方が早くなりそう」
「次は声をかけてから焼こう」
といった前向きな気づきが自然に出てくるようになりました。

この“自分たちで改善点に気づける状態”こそが、
現場研修を通過した大きな成果です。

🔗 3日目現場研修の詳しい様子はこちら

この日の現場研修については、写真付きで詳しくレポートしています。
実際の行列の様子や販売の雰囲気を知りたい方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

👉 【現場研修レポート・3日目】千葉県「のどかふぇ」さん、信太山駐屯地で実践販売に挑戦しました!

🚚 納車完了。ここから「のどかふぇ」さんの本当のスタートが始まる

のどかふぇキッチンカー納車

3日間の研修をすべて終え、いよいよ迎えたキッチンカーの納車の日
この日を境に、「研修中のオーナー」から「実際にお店を持つオーナー」へと立場が変わります。

「のどかふぇ」さんのキッチンカーは、淡いターコイズグリーンが印象的な一台。
やさしく爽やかな色合いは、イベント会場でも目を引きやすく、
ファミリー層や女性のお客様にも自然と親しみを持ってもらえるデザインです。

納車前日には、研修を振り返りながら今後の出店イメージや目標について語り合う時間もあり、
技術だけでなく気持ちの準備も整えた状態でこの日を迎えることができました。

キッチンカーを前にしたお二人の表情はとても明るく、
「ここから始まるんだ」という実感と、前向きな覚悟が伝わってくる瞬間でした。
この一台とともに、「のどかふぇ」さんの物語は本格的に動き出します。

🔗 納車の詳しい様子はこちら

車体デザインや当日の様子を、写真付きで詳しく紹介しています。
納車という節目の空気感をぜひあわせてご覧ください。

👉 千葉県でキッチンカーを開業!「のどかふぇ」さんの納車が完了しました🚛✨

🍀 開業から6か月:オリジナルの“オリゴ糖メニュー”で差別化

2025年5月にオープンしてから、約6か月。
「のどかふぇ」さんは、千葉県を拠点にイベント出店を重ねながら、少しずつ自分たちらしいスタイルを築いてきました。

その中で大きな特徴となっているのが、オリゴ糖を使ったオリジナルメニューの存在です。
これは、お父さんが以前勤めていた会社で扱っていたオリゴ糖をヒントに生まれたもの。
クレープという“ご褒美スイーツ”の中に、
「体にやさしい」「家族にも選びやすい」
という価値をさりげなくプラスしています。

イベント会場では、
「甘いけど重たく感じにくい」
「子どもにも安心して選べる」
といった声をいただくこともあり、他のキッチンカーとの差別化にもつながっています。

また、出店の様子や新しい取り組みについては、Instagramでも発信されており、
実際のイベント風景やクレープの仕上がり、現場の雰囲気が伝わる内容になっています。
開業後のリアルな姿を知りたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。

👉 のどかふぇさんのInstagramはこちら

半年という期間は、まだ“通過点”。
それでも、
・研修で身につけた技術
・現場経験で得た判断力
・オリジナルメニューという強み
を着実に積み上げてきたことで、次のステップへ進む土台はしっかり整っています。

これから先、出店実績が増えていく中で、
このオリゴ糖メニューが「のどかふぇ」さんの看板として育っていくのが楽しみです。

🏢 出店実績ピックアップ:半年で広がったイベントの幅

ここからは、「のどかふぇ」さんが半年の間に経験した出店の一部を、ストーリーとして紹介します。

➀ 都内企業の福利厚生イベント:NHN PlayArt様に2台体制でリピート出店

NHN福利厚生でののどかふぇ

東京都港区に本社を構えるNHN PlayArt株式会社様より、昨年に続き2度目のご依頼をいただいた福利厚生イベント。
今回は混雑緩和と満足度向上を目的に、2台体制での出店となりました。

仕事終わりの時間帯に合わせた“ご褒美クレープ”は社員の皆さまに大好評で、
「前回も美味しかったから楽しみにしていた」という声も。
リピート依頼という形で信頼を積み重ねられた、印象的な企業イベントです。

👉 2台のキッチンカーで快適に!NHN PlayArt様の福利厚生イベントにリピート出店しました🍓🍫

➁ 住宅分譲地イベント:ダイワハウス「セキュレア横濱いずみ中央」

ダイワハウスセキュレア横濱いずみ中央に出店

ダイワハウスの分譲地イベントにて、来場者プレゼントとしてクレープを提供
ご家族連れの来場が多く、小さなお子さまから大人の方まで幅広い世代に喜ばれました。

分譲地見学という少し緊張感のある場面でも、
クレープがあることで会場全体が和やかな雰囲気に。
住宅系イベントとの相性の良さを実感できる出店となりました。

👉 のどかふぇさんのキッチンカーが出店!セキュレア横濱いずみ中央AIR SPRINGSでクレーププレゼントイベント開催🍓

➂ 地域の夏祭り:サマーフェスティバルinばんとうモール

ばんとうモール松戸夏祭りに出店

千葉県松戸市で開催された地域密着型の夏祭りイベントに出店。
ビンゴ大会や縁日、発表会などが行われ、終始にぎやかな雰囲気の中での販売となりました。

定番のバナナチョコクレープを中心に、クリーム系クレープが大人気。
地域の方々との距離が近く、「また来てほしい」という声も多くいただいた出店です。

👉 サマーフェスティバルinばんとうモールにのどかふぇさん出店!千葉からクレープで大盛況🎆

➃ カーディーラーイベント:ヤナセさいたま支店「お客さま感謝Days」

ヤナセさいたま支店にクレープのキッチンカーでのどかふぇが出店

高級車が並ぶショールームで開催された、ヤナセさいたま支店の感謝イベントに出店。
28種類のクレープから選べる楽しさが好評で、
来場されたお客様だけでなく、スタッフの皆さまにも喜んでいただけました。

落ち着いた空間でもクレープの存在が場を和ませ、
ディーラーイベントとの親和性の高さを感じられる出店となりました。

👉 ヤナセさいたま支店「YANASE お客さま感謝Days」にのどかふぇさん出店!28種クレープが大好評✨

🌈 これからの「のどかふぇ」さん:未来の出店情報を足していける“余白”

オープンから半年で、企業イベント・住宅系・地域イベント・カーディーラーと、すでに幅広い現場を経験している「のどかふぇ」さん。
今後はここに、たとえば——

  • 千葉県内の大型イベントへの出店
  • 企業様からの継続依頼(リピート)
  • 親子運営ならではの“分担オペレーション”の完成形
  • オリゴ糖メニューの季節限定展開
    など、成長のストーリーを追加していけます。

この「伸びしろ」がある状態で半年を迎えているのは、とても良い流れです。

キッチンカー開業を考える方へ:親子開業が教えてくれる“続けるコツ”

「のどかふぇ」さんの半年は、派手な成功談というより、積み重ねで勝ち筋を作るストーリーでした。

  • 9か月準備で土台を作る
  • 研修で“売れる形”に整える
  • 現場研修で本番力をつける
  • 納車後は出店の幅を広げる
  • オリジナルメニューで差別化する

ここまで揃うと、「好きで始めた」が「続けられる仕事」になっていきます。

👉 開業相談はこちらからどうぞ
👉 出店依頼についてはこちら
👉 Sweets HEROのメニューについてはこちら

✨ のどかふぇさんの開業ストーリーについての一言

親子で学び、親子で動き、そして娘さんが主役として現場を回していく——「のどかふぇ」さんの半年は、“家族の形に合った働き方”を実現した素敵な歩みでした。次の出店ストーリーが増えていくのが、今から楽しみです😊

全国でフランチャイズオーナーを募集中です。

ぜひ、お気軽にご相談ください📩📞

研修風景になります。Sweets HEROの研修は4日間です。現場研修も実施しますので、自信を持ってオープンすることができます!

Sweets HEROのInstagramやYouTube、Xなども、ぜひご覧になってください!

フォローお待ちしております

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